概要
ここでは、Salesforceで重複レコードを確認するためのレポートの作成方法についてご案内します。
※パッケージバージョン1.42以降には、こちらのページに記載のレポートのコンポーネントが含まれています。
事前準備
こちらのヘルプサイトでご案内している「一致ルールの設定」と「重複ルールの設定」の手順を完了してください。
1. レポートタイプを作成する
※設定方法を動画で確認する場合は「再生ボタン」をクリックしてください。
1. Salesforceの設定画面より、クイック検索で「レポートタイプ」と検索し、「レポートタイプ」を選択します。
2. 「新規カスタムレポートタイプ」をクリックし、新規にレポートタイプを作成します。
3. 「主オブジェクト」には、重複レコードをレポート表示させるオブジェクトを指定します。
※下記は取引先オブジェクトを例にしていますが、取引先責任者/リードオブジェクトのレポートタイプを作成する場合は、各オブジェクトを指定します。
4. 主オブジェクトに存在する重複レコードをレポートに表示させるために、「AtoBリレーション」に【重複レコード項目】を指定します。
5. 「レイアウトを編集する」をクリックして、レポート表示させる項目を選択します。
6. 参照のプルダウンより、「重複レコード項目項目(参照先)」を選択し、「参照先の項目を追加」をクリックします。
7. 参照先の項目をそれぞれクリックし、[すべて選択]をクリックします。
参照先のすべての項目にチェックが入っていることをご確認ください。
8. 「重複レコードセット」の中にある「重複ルール」の「関連項目の参照...」をクリックして、「ルール名」にチェックをいれます。
9. 「保存」をクリックします。
2. 重複レポートを作成する
以下の手順により、重複しているレコードが存在していた場合に、レポートで可視化することができます。
1. 「新規レポート」をクリックし、各オブジェクトに存在する重複レコードを一覧表示させるレポートを新規作成します。
2. 「レポートタイプの作成」にて作成したレポートタイプを選択します。
※下記は取引先オブジェクトを例に指定していますが、取引先責任者/リードオブジェクトのレポート作成する場合は、各オブジェクトに対して設定したレポートタイプを指定します。
3. 「検索条件」にて、以下4つの条件を設定します。
- 表示:すべての取引先
※取引先責任者/リードオブジェクトのレポート作成の場合は、各オブジェクトを指定します。 - 最終更新日:常時
- 重複レコードセット レコード件数:>1
- 重複レコードセット 重複ルール ルール名:(重複ルールを作成した際に指定したルール名)
4. 必要に応じて、「アウトライン」から表示項目を追加します。
3. 重複レコードをマージする
重複しているレコードに対して、以下の手順からマージ作業することで、データクレンジングが可能です。
1. 上の手順にて作成したレポート結果一覧から、レコード名をクリックし、該当の重複レコードへ移動します。
2. 「重複を表示」をクリックし、重複レコードのマージを行います。
3. 重複をマージするレコードにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
4. 重複レコードマージ後にマスタとする項目値を選択し、「次へ」をクリックします。
5. 「マージ」をクリックし、重複レコードのマージを実施します。