SalesforceではSOCやCI人物IDをキーとした重複ルール機能を設定することで、重複レコードを一覧するレポートを作成することができます。しかし重複ルールを作成する前にSOCやCI人物IDが付与されたレコードは、このレポートに表示させることができません。
ここでは重複レポートに表示されない重複登録レコードを、効率的に探し出す方法をご案内いたします。
事前準備
Salesforce 重複レコード抽出手順の「一致ルールの設定」と「重複ルールの設定」の手順を完了してください。
レポート作成手順
- 「新規レポート」をクリックします。
- [レポートタイプを選択]画面が表示されますので、重複レコードを確認したいオブジェクトを選択します。
画像の例では「取引先」を選択していますが、「取引先責任者」や「リード」も選択可能です。
- レポートの定義画面が表示されます。「アウトライン」の「行をグループ化」において、「SOC(システム)」を追加します。
※画像の例ではレポートタイプに[取引先]を選択したため「SOC(システム)」のみを追加しています。しかしもし手順2.で[取引先責任者]や[リード]を選択した場合は、「SOC(システム)」と「CI人物ID(システム)」を追加してください。
- 「検索条件」において、以下の条件を設定します。
項目 設定内容 表示 「すべての取引先」を選択
(取引先責任者の場合は「すべての取引先責任者」、リードの場合は「すべてのリード」を選択します)日付 日付 「作成日」「最終更新日」「採集活動日」いずれかを選択 範囲 「常時」を選択 SOC(システム) 演算子 「次の文字列と一致しない」を選択 入力欄 何も入力しない
- 画面右上の「保存&実行」ボタンをクリックして、レポートの保存と実行をしてください。
重複レコードの抽出手順
- レポート画面の「SOC(システム)」ヘッダにおいて「▼」ボタンをクリックして、並び順を降順にし、並び替え項目を「レコード件数」を選択してください。
- 重複レコードが優先して表示されるようになるため、取引先名をクリックしてマージを実行してください。
重複レコードのマージにつきましては、Salesforce重複レコード抽出手順をご参照ください。