概要
ここでは、Sansan Data Hub が付与するSOC(会社識別コード)・CI人物ID(人物識別コード)をもとにした重複ルールやレポートの作成方法についてご案内いたします。
1. 一致ルールの設定
- Salesforceの設定画面より、クイック検索で「重複」と検索し、「一致ルール」をクリックします。
- 「新規ルール」をクリックして、新規にオブジェクトごとの一致ルールを設定します。
- 一致ルールを適用させるオブジェクトをプルダウンメニューから選択します。
- 一致ルールの「ルール名」と「一意の名前」を設定します。
- 一致条件を設定します。項目に「SOC(システム)」、一致メソッドには「完全」を設定します。
※下記は取引先オブジェクトに対する設定例となります。
※取引先責任者/リードオブジェクトに対する一致条件は、項目に「SOC(システム)」と「CI人物ID(システム)」を指定し、一致メソッドをそれぞれ「完全」を設定します。
- 「有効化」をクリックして、設定した一致ルールを適用します。
2. 重複ルールの設定
※重複ルールを作成する前にSOC、CI人物IDが付与された場合は、こちらをご参照ください。
※設定方法を動画で確認する場合は「再生ボタン」をクリックしてください。
- Salesforceの設定画面より、クイック検索で「重複」と検索し、「重複ルール」を選択します。
- 「新規ルール」をクリックし、オブジェクトごとの重複ルールを設定します。
- 重複ルールの「ルール名」と「レコードレベルセキュリティ」を設定します。
※レコードレベルセキュリティとは、組織の共有ルールで一致ルールが比較するレコードをどのように決定するかを指定します。
共有ルールを適用:
一致ルールは、ユーザにアクセス権があるレコードのみを比較し、作成された重複の可能性があるレコードのリストにはユーザにアクセス権があるレコードのみが含まれます。共有ルールをスキップ:
一致ルールは、ユーザのアクセス権に関係なくすべてのレコードを比較しますが、作成された重複の可能性があるレコードのリストには、ユーザにアクセス権があるレコードのみが含まれます。 - Salesforceレポートにて重複レコードを確認するために、「レポート」にチェックを入れます。
-
「一致ルールの設定」にて設定した一致ルールを定義します。
※下記例は取引先オブジェクトに対する一致ルールを指定しています。
取引先責任者/リードオブジェクトに対して重複ルールを作成する場合は、それぞれ設定した一致ルールを指定します。 - 「有効化」をクリックして、設定した重複ルールを適用します。
3. レポートタイプの作成
※設定方法を動画で確認する場合は「再生ボタン」をクリックしてください。
- Salesforceの設定画面より、クイック検索で「レポートタイプ」と検索し、「レポートタイプ」を選択します。
- 「新規カスタムレポートタイプ」をクリックし、新規にレポートタイプを作成します。
-
「主オブジェクト」には、重複レコードをレポート表示させるオブジェクトを指定します。
※下記は取引先オブジェクトを例にしていますが、取引先責任者/リードオブジェクトのレポートタイプを作成する場合は、各オブジェクトを指定します。
- 主オブジェクトに存在する重複レコードをレポートに表示させるために、「AtoBリレーション」に【重複レコード項目】を指定します。
- 「レイアウトを編集する」をクリックして、レポート表示させる項目を選択します。
- 参照のプルダウンより、「重複レコード項目項目(参照先)」を選択し、「参照先の項目を追加」をクリックします。
- 参照先の項目に全てチェックを入れ、「OK」をクリックします。
4. レポートの作成
※設定方法を動画で確認する場合は「再生ボタン」をクリックしてください。
- 「新規レポート」をクリックし、各オブジェクトに存在する重複レコードを一覧表示させるレポートを新規作成します。
- 「レポートタイプの作成」にて作成したレポートタイプを選択します。
※下記は取引先オブジェクトを例に指定していますが、取引先責任者/リードオブジェクトのレポート作成する場合は、各オブジェクトに対して設定したレポートタイプを指定します。 - 「検索条件」にて、以下3つの条件を設定します。
- 表示:全ての取引先
※取引先責任者/リードオブジェクトのレポート作成の場合は、各オブジェクトを指定します。 - 最終更新日:常時
- 重複レコードセット レコード件数:>1
※Sansan Data Hubから既存の取引先/取引先責任者/リードに対して「SOC」・「CI人物ID」が付与された後に、本レポートを使用して重複レコードの確認・クレンジングを実施してください。 - 表示:全ての取引先
5. 重複レコードのマージ
- 「レポートの作成」にて作成したレポート結果一覧から、レコード名をクリックし、該当の重複レコードへ移動します。
- 「重複を表示」をクリックし、重複レコードのマージを行います。
- 重複をマージするレコードにチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
- 重複レコードマージ後にマスタとする項目値を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「マージ」をクリックし、重複レコードのマージを実施します。