Sansan

名刺の手動関連づけに必要なオブジェクト・項目への権限について

V1.28以前のバージョンでは、名刺関連づけの操作時に参照・更新を行うオブジェクト・項目に対して権限が不足していても操作可能でした。v1.28以降のバージョンでは操作ユーザの権限チェックをお客様の組織の権限設定に従ったものとしました。

そのため、名刺関連づけの操作者に必要な権限が不足している場合、画面に警告を表示し、関連づけの操作が行えないようになっております。

 

対象となるケース

  • これから手動関連づけの設定を行う場合
  • ver1.28以前のバージョンからアップグレードを行った場合

 

権限が不足している場合の警告メッセージ

権限が不足した状態で、手動関連づけを実行すると警告メッセージが表示されます。

警告メッセージの詳細は こちらをご確認ください。

 

手動関連づけに必要な権限の確認方法

パッケージに含まれるオブジェクト・項目に対する権限

名刺の手動関連づけを行うユーザに対して、権限セット「Sansan ユーザ」「Sansan 管理者」のいずれかを適用してください。

  • 名刺関連づけの操作権限のみを付与するユーザには[Sansan ユーザ]の権限セットを適用してください。
  • 名刺設定オブジェクトの操作権限も付与するユーザには[Sansan 管理者] の権限セットも適用してください。

 

権限セットの適用方法

  1. Salesforce へシステム管理者でログインします。
  2. 画面右上の歯車アイコンから、[設定]をクリックします。
  3. [クイック検索]に「権限セット」と入力して、選択します。
  4. 権限セット名([Sansan 管理者] または [Sansanユーザ])をクリックします。
  5. [割り当ての管理] > [割り当てを追加]をクリックします。
  6. ユーザの一覧が表示されるので、ユーザを選択し、[割り当て]をクリックします。
  7. [完了] をクリックして保存します。 

 

パッケージに含まれないオブジェクト・項目に対して必要となる権限

必要な権限は「名刺設定」の設定によって決まります。

権限セット「Sansan ユーザ」「Sansan 管理者」は、パッケージに含まれるカスタムオブジェクト・項目について必要な権限を付与するものです。そのため、パッケージ外のオブジェクト・項目についてはお客様の設定に沿った権限を付与する必要があります。

以下では「名刺設定」画面のセクションごとに、設定内容に応じて必要になる権限について記載します。

 

「手動関連づけ」タブ

「機能を有効または無効にする」のセクション

以下の表に該当する機能を使用する場合、記載の権限が必要です。

  取引先 取引先責任者 リード
名刺を関連づける 無し

オブジェクト権限

  • 取引責任者 参照
  • 取引先 参照

オブジェクト権限

  • リード 参照
名刺情報から新規作成

オブジェクト権限

  • 取引先 作成

オブジェクト権限

  • 取引責任者 作成

オブジェクト権限

  • リード 作成
名刺情報を転記
  • 取引先 編集
  • 取引責任者 編集
  • リード 編集
名刺情報を一括で転記

オブジェクト権限

  • 取引先 編集

オブジェクト権限

  • 取引責任者 編集

オブジェクト権限

  • リード 編集

新規作成/更新時にキャンペーンを設定

無し

オブジェクト権限

  • キャンペーン 参照
  • 取引先責任者 編集

オブジェクト権限

  • キャンペーン 参照
  • リード 編集

ToDoを設定

無し 一般ユーザ権限
  • ToDo の 編集

項目レベルセキュリティ

  • ToDo
    • 割り当て先 編集
    • 関連先 編集
一般ユーザ権限
  • ToDo の 編集

項目レベルセキュリティ

  • ToDo
    • 割り当て先 編集
    • 関連先 編集

 

「関連づけ設定」タブ

「新規作成時に転記」 あるいは 「更新時に転記」のいずれかにチェックしている項目に対する 項目レベルセキュリティ の 編集アクセス権が必要です。

 

権限の設定方法

権限を付与するには、以下の2通りの方法があります。

  • ユーザに割り当てられている プロファイル に権限を設定する
  • ユーザに割り当てられている 権限セット に権限を設定する

 

※ プロファイル及び権限セットの画面はお使いのSalesforce組織の設定により表示が異なることがあります。詳細については 以下のSalesforceのヘルプをご参照ください。

 

プロファイルの設定

Salesforceの設定画面から「プロファイル」を開き、関連づけを利用するユーザに割り当てている プロファイルを選択することで編集できます。

 

オブジェクト権限 の 設定

画面上部の「編集」ボタンを押し、編集画面に移動します。

「標準オブジェクト権限」セクションにて権限を設定します。



項目レベルセキュリティ の 設定

「項目レベルセキュリティ」セクションより、権限を設定するオブジェクトの「参照」を選択します。



画面上部の「編集」ボタンを押下し、項目ごとに権限を設定します。

 

一般ユーザ権限 の 設定

プロファイル画面ジョブの「編集」ボタンを押下し、編集画面に移動します。
「一般ユーザ権限」セクションにて、必要な権限にチェックします。

 

権限セットの設定

Salesforceの設定画面から「権限セット」を開き、関連づけを利用するユーザに割り当てている 権限セットを選択することで編集できます。

 

オブジェクト権限 /項目レベルセキュリティの 設定

「オブジェクト設定」を選択します。



設定を行うオブジェクトを選択します。



「編集」ボタンを押下し、「オブジェクト権限」セクションよりオブジェクト権限を、「項目権限」より項目レベルセキュリティをそれぞれ設定します。

 

一般ユーザ権限 の 設定

「システム権限」を選択します。



編集ボタンを押下し、必要な権限をチェックします。

 

関連ページ

 

この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています