管理者は、各ユーザーの [名刺・コンタクト] の所有者を変更することができます。所有者を誤って名刺をスキャンした、ユーザーが退職する際などは、本機能を利用して名刺の所有者を変更します。ここでは本機能の利用方法についてご案内します。変更方法は2通りです。
パターンA: 特定の所有者が持つ”すべて”の「名刺・コンタクト」を移行する
変更元と変更先の名刺所有者のみを選択し、名刺を移行する方法です。
パターンB: 特定の所有者が持つ”一部”の「名刺・コンタクト」を移行する
変更元と変更先の名刺所有者の選択し、名刺に付加されているタグを利用して、変更元が所有する一部の名刺を移行する方法です。
ポイント
・本機能の利用には、管理者権限が必要になります。
・移行に掛かる所要時間は数分から最大で24時間以上かかるケースもございます。
・コンタクトの所有者変更は、コンタクトの「登録者」を変更します。[社内出席者] として設定されているユーザ名は、所有者変更の対象ではありません。
・[案件管理] の案件担当者や登録者名等は変更対象ではありません。
・変更が完了すると、その内容を貴社システム管理者にメールで通知します。
(送付されるメールの件名:Sansan 所有者の変更が実施されました)
・非公開名刺、名寄せ済みの過去名刺、新規作成した名刺、インポートした名刺、読み取り不可の名刺は移行対象に含まれます。
・データ入力中の名刺は移行対象に含まれません。
移行後に付与されるタグ
パターンA, B 何れの場合でも、所有者変更作業が完了後に、対象名刺に自動的にタグが付与されます。尚、本タグは、変更後 (移行後) のユーザーのマイタグ (公開) として扱われます。付与されるタグ名には、元の所有者の名前が含まれます。
例) 所美智子から鈴木一郎への所有者変更の場合: [移行] 所美智子_20140120_123005(鈴木一郎)
A, B 共通手順
1. [管理者設定] > [所有者変更] をクリックします。
A: 特定の所有者が持つすべての「名刺・コンタクト」を移行する場合
所有者のみを指定して、そのユーザーが持つすべての名刺・コンタクトを移行します。
1. 現在 (移行前) の所有者、変更後 (移行後) の所有者を選択します。
2. 変更内容の選択にて [名刺・コンタクト] を選択し、[変更内容の確認] をクリックします。この際、[一部のデータのみを移行] は選択しません。
3. 変更内容の確認を行い、[実行] をクリックしてください。
4. [実施状況一覧] 欄に [処理中] ステータスとして追加されます。
5. ステータスが [完了] となれば移行完了です。
6. なお、CSVファイルを用いて複数のユーザーを指定し一括で移行することも可能です。
B: 特定の所有者が持つ一部の「名刺・コンタクト」を移行する場合
・指定したユーザーが所有する名刺の内、指定したタグが付いている名刺の名刺・コンタクトのみを移行します。
事前に移行対象となる名刺にタグ付けを行ってください。タグ付けの手順は[こちら]をご覧ください。
尚、移行時に利用するタグは変更後 (移行後) の所有者が作成するか、現在 (移行前) の所有者以外の第三者が作成して下さい。
1. 現在 (移行前) の所有者、変更後 (移行後) の所有者を選択します。
2. 変更内容の選択にて [名刺・コンタクト] を選択します。この際、[一部のデータのみを移行] をチェックし、移行時に利用するタグを選択します。最後に[変更内容の確認] をクリックします。
3. 変更内容の確認を行い、[実行] をクリックします。
4. [実施状況一覧] 欄に [処理中] ステータスとして追加されます。
5. ステータスが [完了] となれば移行完了です。